いろんな意味で思い出に残る試合となった。
試合前は、日差しが強くメチャクチャ暑かった。応援のテンションは、1時間前から上がりっぱなしだったので、大汗をかいていた。
試合が始まって20分後。みるみる黒い雲が広がってきた。急に真っ暗になったと思ったら、突風。人間まで飛ばされてしまいそうな感じの強い風が吹いた。思わず2人の
子どもを抱いていた。すぐに大粒の雨。あっという間にバケツをひっくり返したようなドシャぶりになった。子ども2人を屋根のあるところに避難させた。カッパも持ってきていたが、出すまもなくずぶ濡れ。
もうこうなったら!という気持ちも手伝って、大雨の中も応援した。ピッチ上は、何やらうごめいているだけで何をやっているか全く見えない。ついに試合が中断した。

こういうことはめずらしい。滅多にないことだ。中断は、約20分間。選手が引っ込んでからも応援は続く。ずっと声を出し続けていた。試合後、決勝ゴールを決めた大介も次のように語っていた。
途中ですごい雨が降ったりしたのですが、その中でもずっと声を切らさずに僕たちを後押ししてくれたので、どうしても勝ちたいなぁと思っていました。 我々の思いが選手にまで届いていたことがわかってうれしい。またそう言ってくれる選手が試合で結果を残してくれることがうれしい。
さて、試合の内容である。
前半は、シュートは何本打ったの?というぐらい、シュートチャンスの少ない試合だった。ダラダラとしたパス回し。
ロングボールを放り込んでは相手にわたすなんていうことを繰り返している。とにかく、動いてボールを受けようとする選手が少ない。ボールのないところでのフリーランニングがなければ、スペースなんてできっこない。動いているのは、
キャプテン主税ぐらいなものだ。チームを鼓舞する主税の姿には心を動かされた。
後半に入っても状況は変わらない。
ゲームが動き出したと感じたのは、早十が入ってから。さえないサーレスを
ロバート監督にしては早めの交代。トップに宏太が入り、早十は右へ。早十が右じゃもったいないなと思ったが、それでも右で左で好機を演出し始めた。突破力もある。動きもいい。宏太もDFの裏をとる動き出しにスピードを感じた。主税のフェイントは抜群のキレ味を発揮していた。
何度も得点チャンスがあった。しかし、
ポストに嫌われたりして、もう一押しというところだった。時間は刻々とたっていく。残り時間がなくなっていく。ホームだぞ。負けられない試合だぞ。バックパスへのブーイングも大きくなってきた。
サポーターも限界に近い。
コーナーキック。キッカーは早十。大介が走り込んだところにドンピシャのボール。キーパーは一歩も動けない。見事なヘディングのゴールだった。
横浜FCの動きを見ていても、1点入りさえすれば勝てるという感じはした。待ちに待った得点に、
スタンドは揺れた(と思う)。
これでいけると思ったが、逃げ切ることが下手な大宮。こういうところでバタバタしないで、憎らしいほどボールキープできたらいいと思う。ただ、得点に飢えているスタンドからは、「もう1点取れ!」という声も大きい。ドッカーンというクリアだけというようなことはなく、何とかパスをつなぎながら隙を狙うということができていたようではある。
とにかく“結果”が出てよかった。しかし、この試合で勝つことは“絶対”であったわけだから、気を緩めるわけにはいかない。連勝して、本当の上昇気流に乗っていきたい。
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